トレーラーハウスを庭に置くメリットはたくさん!条件や注意点も解説


トレーラーハウスを庭に置くってどうかな?なにか増築と違うメリットがあるのかな



トレーラーハウスを庭に置くことってできる?部屋が足りないから増やしたいなあ
自宅をもう少し広くしたいと考えたとき、トレーラーハウスを庭に置くか検討している方もいるでしょう。
本記事ではこのようにお考えの方に向けて、トレーラーハウスを庭に置くメリットや設置条件、注意点などを解説しています。
トレーラーハウスを庭に置く場合は増築する場合と比較して制限が少なく、コスト面においてもお得ですのでぜひご覧ください。
トレーラーハウスを庭に置くメリットはたくさんある!


トレーラーハウスを庭に置く場合、以下のような多くのメリットがあります。
- 建ぺい率や容積率の制限を受けない
- 用途が多い
- 増築より費用を抑えられる
- 不要になったら売却できる
詳細を一つひとつ解説していきますので、見ていきましょう。
建ぺい率や容積率の制限を受けない
トレーラーハウスは車両であることから建築基準法の適用対象外となり、建ぺい率や容積率の制限を受けません。


建ぺい率 | 敷地面積に対する建築面積の比率 |
容積率 | 敷地面積に対する延床面積の比率 |
建築物は建物の用途に応じて建ぺい率や容積率が定められているため、敷地目一杯に建てることはできません。
しかしトレーラーハウスは以下のような条件のもと、行政の許可を得て建物に該当しないよう庭へ設置すれば、建ぺい率や容積率への影響なく居住スペースを拡大できるのです。
- 随時かつ任意に移動できる
- 工具を使用せずライフラインの着脱ができる
- 適法に公道を走れる
簡単にいえば「いつでも移動できる状態としてトレーラーハウスを庭に設置する」というイメージがわかりやすいかもしれません。
トレーラーハウスを庭に設置するとさまざまな用途で活用できるので、次の章から見ていきましょう。
用途が多い
子ども部屋はもちろん仕事部屋や趣味の部屋など、トレーラーハウスを庭に設置するときの用途は多彩です。
なかにはアトリエとして制作の場にトレーラーハウスを選択している方もいるので、アイデア次第で多くの活用法があります。
では、なぜトレーラーハウスの活用用途は多いのでしょうか。
その大きな理由のひとつに、ライフラインがすべて整っていることが挙げられるでしょう。
車両にもかかわらず、トレーラーハウスは電気や水道、ガスが使えます。
そのため以下のように、キッチンやお風呂、トイレといった生活に必要不可欠な設備がそろっているのです。




これらはすべて実際に、トレーラーハウスに設置されている設備です。
「一般的な住宅と変わらない」と感じる方は多いのではないでしょうか。
さらにトレーラーハウスではキッチンやお風呂、トイレといった生活に最低限必要な設備だけでなくピザ窯や大きな水槽なども設置できます。
車両であるにもかかわらず、「できないことはない」といえるほどカスタマイズ性が高い点がトレーラーハウスの特徴です。
それゆえ活用用途が幅広く、庭に設置するメリットは多いといえます。
トレーラーハウスの内装の自由度については以下の記事にて詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。


増築より費用を抑えられる
トレーラーハウスを庭に設置する場合、自宅を増築するより費用を抑えられます。
以下は20畳ほど増築する場合と、20畳のトレーラーハウスを設置する場合の費用目安を比較した表です。
自宅を増築するときの費用目安 | トレーラーハウスの費用目安 |
---|---|
建築費用:20畳で1,000万円前後 (木造か鉄骨・鉄筋でも変動) | ![]() ![]() |
キッチン:90〜400万円 | |
トイレ:70〜200万円 | |
浴室:75〜250万円 |
表を見ておわかりいただけるとおり、増築の場合はすでに建築費用で1,000万円近くかかります。
しかし、トレーラーハウスなら水回りの設備をすべて含めても500万円程度~となり、かなり費用を抑えられることをご理解いただけるでしょう。
さらにトレーラーハウスが建築物として該当しないよう設置すれば、不動産にかかる固定資産税もかかりません。
税制面においても、トレーラーハウスは大きなメリットがあるのです。
それゆえ庭へ自宅を増築するよりも、トレーラーハウスを設置したほうがコストパフォーマンスが優れているといえます。
トレーラーハウスの税制面については以下の記事にて詳しくお伝えしていますので、ぜひご覧ください。


不要になったら売却できる
トレーラーハウスは中古市場でも人気があるため需要が高く、不要になったら売却できます。
あくまで一例ですが、新車価格で1,000万円だったトレーラーハウスが5年落ちの場合、500~700万円くらいで売却を見込めるでしょう。
オプションの有無や損傷・劣化の程度により、もちろんトレーラーハウスの売却価格は異なります。
しかし、中古市場に出回っているトレーラーハウスの数は多くありません。
需要に供給が追いついていないことから、トレーラーハウスの売却価格は大きく下がりにくいといえます。
トレーラーハウスが不要になったにもかかわらず、保有しつづけなければならないという状況にはなりにくいでしょう。
またトレーラーハウスは牽引で移動させられるので庭に置かず、ほかの設置場所を検討することもできます。
以下の記事ではトレーラーハウスの移動方法について解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。


トレーラーハウスを庭に置くなら条件を満たそう


トレーラーハウスはどのような場所にも置けるわけではありません。
庭に置くのであれば、以下の条件を満たす必要があります。
- 地面に強度がある
- 地面が平坦である
- トレーラーハウスが搬入経路を通れる幅が十分ある
順番に解説します。
地面に強度がある
数トンの重さがあるトレーラーハウスを庭に置くには、地面に強度が必要です。
柔らかい地面に設置してしまえば沈み込んでしまい、トレーラーハウスで過ごすことはできません。
土ではなく、以下のような地面があればトレーラーハウスを設置できるでしょう。
- 砂利(高密度に締め固める)
- アスファルト
- コンクリート
一般的にはトレーラーハウスを取り扱う専門業者が、購入時に庭へ置けるのか現地調査をしてくれます。
地面が柔らかく設置が難しい場合は、補強して設置する方法もあるので相談してみましょう。
地面が平坦である
トレーラーハウスを設置するには地面が平坦で、段差や急なこう配がない場所でなければなりません。
段差や急なこう配があるとトレーラーハウスが不安定でバランスを保てず、危険をともなうからです。
ドアや窓の開閉が困難になったり、家具が動いてしまったりする可能性もあるでしょう。
地面が平坦でなければトレーラーハウスの設置はできないので、状況に応じて造園業者やリフォーム業者・建設業者などへの依頼も検討してください。
トレーラーハウスが搬入経路を通れる幅が十分ある
庭にトレーラーハウスを搬入するにあたって、通れるだけの十分な幅がなければなりません。
一般的なトレーラーハウスは幅が3m前後、全長11m以上あります。
なかには幅5m近くある大きなトレーラーハウスもあり、搬入経路の確認は不可欠です。
庭の付近に大きなカーブや障害物がないか、チェックしておきましょう。
またトレーラーハウスが庭へ入れるか確認するだけでなく、庭から公道へ出るための経路も確保しておかなければなりません。
公道を走れなければトレーラーハウスは車両として見なされず、建築物に該当してしまうため注意が必要です。
結果的に建ぺい率や容積率の制限を受けたり、お得な税制メリットを得られなかったりしてしまいます。
トレーラーハウスを庭に置く場合は搬入経路を通れる幅が十分あるか、トレーラーハウスの取り扱い業者や運搬業者へ相談しておきましょう。
注意|トレーラーハウスを庭に置くとき車両と見なしてもらうには地域の条例に従うこと


トレーラーハウスを庭に置くときの注意点として、車両として扱ってもらうには地域の条令に従わなければなりません。
2025年1月現在、トレーラーハウスを直接規制する法律はなく、建築基準法に該当しなければ車両として見なされます。
しかし同じような条件で設置していても、地域の条例によってトレーラーハウスが建築物に該当すると判断されることもあります。
そのためトレーラーハウスを庭に置くとき、車両として扱われるかは行政の判断が大きいです。
地域の条例に従い行政の判断に基づいたうえで庭に置き、建築物に該当しないよう設置しましょう。
トレーラーハウスを庭に置くならパークホームズへご相談を


本記事ではトレーラーハウスを庭に置くときのメリットや条件、注意点などを解説しました。
トレーラーハウスを庭に置く場合は活用用途が広く、コスト面においても優れています。
いざ不要となれば、売却もできるのでメリットは多いといえるでしょう。
ぜひ本記事のトレーラーハウスを庭に置くときの条件も参考に検討してみてください。
また弊社パークホームズではトレーラーハウスを専門的に扱っておりますので、庭に置くかご検討中の方はぜひご相談ください。