トレーラーハウスに住むと自由度が広がる!できることからコスト・疑問点まで解説
トレーラーハウスに住むと、どんな生活ができるの?一般的住宅よりも結構大変だったりするのかな
トレーラーハウスに住むにあたって発生するコストや税制面を知りたい!実際にトレーラーハウスに住んで生活できそうか判断したいな
本記事ではトレーラーハウスに住むことをお考えの方に向けて、できることや税制面を含めたコストのほか、よくある疑問点を細かく解説しています。
トレーラーハウスに住むか検討するとき、不便ではないのか、具体的にどう生活するのか疑問に感じますよね。
本記事を読めば、トレーラーハウスに住むときの暮らしをイメージできるようになりますので、ぜひご覧ください。
トレーラーハウスに住むということは自由なライフスタイルを満喫するということ
トレーラーハウスに住む生活を一言で表すなら「自由なライフスタイルを満喫できる」です。
なぜなら、トレーラーハウスはさまざまなところへ移動でき、一般住宅を建てられないような土地にだって住めてしまうからです。
トレーラーハウスはシャーシという車体の上に家が載ったつくりをしており、牽引によって日本全国を移動します。
このとき以下のような状態で設置して、行政の判断のもと「建築物に該当しない」とされれば、建築物の建設が不可能な地域にだって住めます。
- 随時かつ任意に移動できる
- ライフラインを工具無しで簡単に着脱できる
- 公道を適法に走れる
そのためリモートワークの方や仕事をすでに引退した方など、住む場所を問わない方はもちろん、今は定住しつつ、いずれさまざまなところで過ごしたい方にも適した住まいといえるでしょう。
とはいえ、なかにはトレーラーハウスの設備面が気になる方もいるかもしれません。
気になるライフラインは水道・電気・ガスすべて完備されており、以下のようにお風呂やトイレはそれぞれ独立させられます。
出典:パークホームズ「住居としてトレーラーハウスを活用 K様」
間取りの自由度も高いことから、リビングや寝室などを分けることももちろんできるので、安心してください。
出典:パークホームズ「住居としてトレーラーハウスを活用 S様」
一度建てたら移動が難しい一般住宅と違い、トレーラーハウスなら住む場所を問わないうえに、車両のカスタムも可能です。
トレーラーハウスに住むと、自分好みの生活を満喫できるでしょう。
トレーラーハウスに住む場合のサイズは大きく分けて2種類
トレーラーハウスに住む場合は、利便性に影響を与えることからサイズも考慮しなければなりません。
法律上、トレーラーハウスのサイズは以下のように、保安基準第2条の制限(車幅2.5m・全長12m・高さ3.8m)を超えるか否かで2種類に分けられます。
保安基準第2条の制限以内 | 保安基準第2条の制限超過 | |
区分 | 車検付きトレーラーハウス | 大型トレーラーハウス |
サイズ | 2.5m・全長12m・高さ3.8mを超えない | 2.5m・全長12m・高さ3.8mを超える |
移動条件 | ナンバープレート交付 | 基準緩和認定・特殊車両通行許可の取得 |
2つのサイズによる違いとして、車検付きトレーラーハウスはナンバープレートを交付されるので自由に公道を走れます。
一方大型トレーラーハウスは公道を走行するにあたって、事前に基準緩和認定・特殊車両通行許可の取得が必要です。
基準緩和認定・特殊車両通行許可の取得には3か月近くかかることもあるため、移動のしやすさは車検付きトレーラーハウスに劣ります。
とはいえ広々とした空間に、ソファやダイニングテーブルなどを置いてゆったり過ごせるところは、大型トレーラーハウスのなによりものメリットです。
移動性や広さなど、トレーラーハウスに住むにあたって、何を重視するのかを考慮しながらサイズを考えましょう。
トレーラーハウスのサイズについてさらに詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事を参考にしてください。
トレーラーハウスに住むメリット
トレーラーハウスに住むことで得られるメリットはさまざまですが、とくに知っておいていただきたいこととして以下4つが挙げられます。
- いつでも移動できる
- 市街化調整区域・農地にも設置できる
(※ただし、市街化調整区域は行政、農地は農業委員会の許可が必要) - 地震に強い
- 不要になったら売却できる
まずは、いつでも移動できることですね。
今の街に飽きちゃった…ちがうところで生活をしてみたい
夏は涼しい地域、冬は暖かな地域で常に心地よく過ごしたいなあ
トレーラーハウスなら、このようなことも実現できます。
建築物を建てられない市街化調整区域や、農地といった緑豊かで静かなところを選んで住めるところは非常に魅力的です。
またタイヤには免震機能があるので、万が一地震が起きても揺れを吸収してくれます。
トレーラーハウスに住むうえで、地震大国といわれる日本で地震による転倒の心配をせずにすむなら安心ですよね。
そしてトレーラーハウスは、売却が容易であることもぜひ知っておいてください。今はトレーラーハウスに住むことを考えていても、いずれ決まったところに住宅を買う可能性もあるでしょう。
中古市場における需要の高さから、トレーラーハウスの売却金額は上昇傾向であり、全国各地から買い手が付きます。
移動性や住む場所の自由度だけでなく、トレーラーハウスには多方面におけるメリットがあるので、住むか否かを決めるうえで検討材料にしてください。
トレーラーハウスに住むデメリット
トレーラーハウスに住むことは、メリットだけでなく以下のようなデメリットもあります。
- プロパンガスしか使えない
- 道を通れなければ納車できない
- 2階建てにはできない
- 風に弱く揺れる
トレーラーハウスではプロパンガスが主であり、都市ガスの使用は現実的ではありません。
「トレーラーハウスに住むということは自由なライフスタイルを満喫するということ」でお伝えしたように、トレーラーハウスが建築物に該当しないためには「ライフラインを工具無しで簡単に着脱できる」ことが必要です。
しかし都市ガスではこの条件を満たせず建築物に該当する恐れがあるので、トレーラーハウスに住む場合は割高になるものの、プロパンガスの使用が一般的です。
また、物理的に道を通れなければ納車できません。
設置したい場所がトレーラーハウスが通れない狭い道路や、曲がりきれない道を通る場合は、住む場所を変更せざるを得ないでしょう。
公道を走行しなければならないので、2階建てにできないこともあわせて知っておいてください。
ただし屋上は作れるので、発想を変えて楽しめるといいですね。
そして、トレーラーハウスは風に弱く、揺れます。「トレーラーハウスに住むメリット」にて地震には強いとお伝えしましたが、台風には弱いのです。
とはいえしっかり対策をすることで安心して過ごせるので、以下の記事を参考にしていただけると幸いです。
このようにトレーラーハウスに住むにあたってデメリットはどうしても生じますが、事前に把握しておくことで対策をとりやすいでしょう。
トレーラーハウスに住むときの購入費用目安
トレーラーハウスに住むときの購入費用目安として、トレーラーハウス本体は、500万円台~1,000万円くらいが相場です。
ただし購入費用のほかにも、以下のような多くの費用が発生することを知っておきましょう。
運搬費用や設置費用だけで100万円近くの費用がかかることがあり、距離がある場所へ運搬して設置するほど高くなるので注意が必要です。
もし標準設備にないオプションを付けたければ、さらに費用がプラスされることも知っておきましょう。
一般住宅を建てるときと同じように、トレーラーハウスの購入費用は一概にいくらとはいえず、どのようにして住みたいかによって大きく変動します。
トレーラーハウスの取扱店によっても異なるので、複数社に見積もりを取って比較しながら、詳しく聞いてみましょう。
以下の記事では、トレーラーハウスを移動させるときの費用目安をお伝えしていますので、参考にしてください。
トレーラーハウスに住むときにかかる税金
トレーラーハウスに住むときにかかる税金は、行政から建築物と見なされなければ、自動車にかかわる税である以下3つだけです。
トレーラーハウスに住むときにかかる税金 ※車検付きトレーラーハウスのみ |
---|
環境性能割(旧 自動車取得税) 自動車税(種別割 ) 自動車重量税 |
不動産ではないため、固定資産税や不動産取得税は不要です。
そしてこれらの税金は、自動車扱いの車検付きトレーラーハウスのみに発生し、大型トレーラーハウスにはかかりません。
以下に目安として普通貨物車8トン未満に該当する、トレーラーハウスの税金例を紹介しますので参考にしてください。
環境性能割はトレーラーハウスの取得時にかかり、自動車税(種別割 )は毎年支払います。
そして自動車重量税は、車検のたびに発生するので把握しておいてください。
一般的な住宅に住むと、毎年十万円を超える固定資産税を支払うケースは、まれではありません。
しかしトレーラーハウスに住むと車にかかわる税金だけで住むので、非常にお得といえるでしょう。
以下の記事ではトレーラーハウスの衛生面について、より詳しく解説していますので、参考にしてください。
トレーラーハウスに住むにあたってよくある疑問を解決
最後に、トレーラーハウスに住むにあたって、よくある疑問について解説していきます。
Q.トレーラーハウスってキャンピングカーやコンテナハウスとは違うの?
A.よく似ていますが、それぞれ法律上の分類やエンジンの有無が異なります。
違いを、以下の表にまとめました。
トレーラーハウス | キャンピングカー | コンテナハウス | |
法律上の分類 | 車両 | 車両 | 建築物 |
固定資産税 | × | × | 〇 |
自動車にかかわる税 | △(サイズに応じる) | 〇 | × |
エンジン | × | 〇 | × |
コンテナハウスはそもそも建築物であることから、設置できる場所や税制面が異なります。
またキャンピングカーはトレーラーハウスと同じ車両であるものの、エンジンがあり自走できます。
それぞれの違いは以下の記事にて詳しく解説しているので、参考にしてください。
Q.トレーラーハウスってメンテナンスしなきゃだめ?
A.トレーラーハウスは基礎工事をしないため、メンテナンスが欠かせません。
たとえば以下のメンテナンスを定期的におこなう必要があり、放置すれば雨漏りや電気系統のトラブル発生要因になります。
- 外壁の隙間やひび割れ
- 外壁・屋根のサビの有無
- 部品の動作状況
放置すれば劣化が早まってしまうので、トレーラーハウスに長く住むなら数年に一度の定期的なメンテナンスを実施しましょう。
Q.トレーラーハウスって何年住めるの?
A.トレーラーハウスの法定耐用年数は4年ですが、実際は15~20年住めます。
ただし長く住むには、メンテナンスをしっかりおこなうことが重要なので、購入したら終わりではなく、定期点検を欠かさないようにしましょう。
トレーラーハウスに何年住めるかは、以下の記事にて詳しく解説しています。
トレーラーハウスのメリット・デメリットについてもお伝えしていますので、参考にしてください。
トレーラーハウスに住むなら自由にカスタム可能なパークホームズへご相談を
本記事ではトレーラーハウスに住むとどのように過ごせるのか、またコストや疑問点などを網羅して解説しました。
トレーラーハウスはさまざまなところへ移動でき、一般住宅を建てられないような土地にだって住めるので、自由なライフスタイルを満喫できます。
税制面も優遇されているので、購入費用や輸送費などとコスト面も考慮しながら、トレーラーハウスに住むか検討してみてください。
弊社パークホームズは大型トレーラーハウスを取り扱う、トレーラーハウス専門の販売店です。
住居用や別荘として全国各地に幅広い設置実績がございますので、トレーラーハウスに住むか迷われている方はぜひご相談ください。
【全国対応】無料お見積のご相談など相談窓口はコチラ