トレーラーハウスは地震に強い!理由や活用例のほか台風についてもお伝え
トレーラーハウスは地震に強いって聞くけど、本当?実際にどんな活用方法があるのだろう
地震に強いなら、トレーラーハウスは台風のようなほかの災害でも安心なのかな
トレーラーハウスが地震に強いと聞いたとき、このような疑問を抱く方は多いでしょう。
本記事ではなぜトレーラーハウスが地震に強いのかについて、理由とともに災害時の活用例を紹介します。
また地震だけでなく、自然災害に多い台風についても解説していますので、ぜひご覧ください。
トレーラーハウスは地震に強い!
トレーラーハウスは以下2つの理由から、地震に強いといえます。
- トレーラーハウスは頑丈で耐久性がある
- トレーラーハウスはタイヤが免震の役割を果たす
順番に見ていきましょう。
トレーラーハウスは頑丈で耐久性がある
走行時の揺れにしっかり耐えられるよう、トレーラーハウスは頑丈で耐久性に優れており、地震に強いので安心してください。
トレーラーハウスの土台となるシャーシには、素材に鋼や鉄などが使用され、住宅部分をしっかり支えます。
またトレーラーハウスは車両ですが、シャーシに載っている住宅部分のつくりは一般住宅と変わらない耐久性を誇ります。
木造や鉄骨造・鉄筋コンクリート造などさまざまな住宅構造が可能であり、メンテナンスをきちんとおこなえば、トレーラーハウスは30年ほどの耐用年数があるのです。
頑丈な構造のトレーラーハウスは地震が起きたときの揺れにしっかり耐え、災害が起きても安全に過ごせる場所といえます。
トレーラーハウスはタイヤが免震の役割を果たす
シャーシについているタイヤが免震の役割を果たすので、トレーラーハウスは地震に強い特徴があります。
地震が起きたとき「車に乗っていて気づかなかった!」という経験のある方は多いでしょう。
タイヤは地震の衝撃を吸収するので、車内の揺れを和らげてくれます。
そのためトレーラーハウスもほかの車と同じように、タイヤによって揺れにくく、地震に強いしくみになっています。
トレーラーハウスは地震に強い!ただし台風には要対策
トレーラーハウスは地震に強い一方で、横風に弱く、台風が苦手な一面があります。
続いて、以下2つについて詳しく解説していきます。
- トレーラーハウスは横風が苦手
- トレーラーハウスの台風対策
順番に見ていきましょう。
トレーラーハウスは横風が苦手
車やトラックなどが風に弱いように、トレーラーハウスも強い横風は横転リスクが高く苦手です。
台風に弱い理由として、トレーラーハウスはいつでも移動できる状態を維持するために、一般住宅と違って基礎を設置しません。
そしてタイヤの空気漏れやパンクを防ぐために、ジャッキアップをしてタイヤを浮かせている状態で設置します。
台風のような横風が強い状況では、ジャッキが横滑りして横転する可能性が高いのです。
また、トレーラーハウスはエンジンを積んでいないため重量が軽かったり、横から見たときの面積が広いところも横転リスクが高まる原因となります。
トレーラーハウスを購入するにあたって、台風には弱いことを念頭に置き、次に紹介するような対策をしっかりする必要があります。
トレーラーハウスの台風対策
トレーラーハウスの台風対策には、コンクリートブロックやハリケーンストラップと固定する方法があります。
コンクリートブロックによる固定方法は、フックを埋め込んだコンクリートブロックをトレーラーハウスの周囲に置いて接続します。(より強固な方法として、コンクリートを流してフックを地面に埋め込むケースもあります)
ハリケーンストラップによる固定は、図のような杭をトレーラーハウス周辺の地面に埋め込んで、フックでつなげる方法です。
どちらのケースもトレーラーハウスの周囲4~6箇所に設置して固定することで、台風が来ても強風による揺れを軽減させられます。
たとえ台風でなくとも、強風の日はトレーラーハウスが揺れやすくなるため、このような対策をしておくと安心です。
地震に強いトレーラーハウス!災害時も安心なメリット
頑丈さや免震のほかにも、トレーラーハウスには地震に強いといえる以下のようなメリットがあります。
- いつでも移動できる
- 避難先を変えられる
- 建築確認申請がいらない
- 税制面で優遇されている
まず第一に、トレーラーハウスはいつでもどこへでも移動できるので、被災地から離れたり避難場所を変えたりできます。
一般住宅と異なり、設置の際に建築確認申請が不要なところも、手間がかからず大きなメリットでしょう。
またトレーラーハウスは建築物ではないので、不動産取得税や固定資産税などの税金がかかりません。
トレーラーハウスならつくりが地震に強いだけでなく、コストを抑えながら災害に備えられるメリットがあります。
以下の記事では、トレーラーハウスのメリットをより詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
地震に強いトレーラーハウスにもデメリットはある!災害時に備えて把握しておこう
トレーラーハウスは地震に強いといえるものの、以下のようなデメリットもあるので把握しておきましょう。
- 設置に関する規制がある
- ライフラインの制約がある
- 輸送費がかかる
トレーラーハウスを車両として設置するには、規制があります。
「随時かつ任意に移動できる」状態でトレーラーハウスを設置しなければ、建築物に該当して行政による指導が入ったり、撤去となったりする可能性があるので注意しましょう。
またライフラインは、容易に着脱できなければなりません。
一般的にプロパンガスを使用することとなり、都市ガスは選択しにくいことを把握しておきましょう。
輸送費に関しては専門業者へ料金を支払って、トレーラーハウスの移動を依頼するケースがほとんどです。
相場は10kmあたり10,000~20,000円が目安で、距離に応じて変動します。
また大きさによっては移動の際に書類の取得も必要になり、20万円前後の費用がかかることも知っておいてください。
地震に強いトレーラーハウスにも、設置条件やコストの発生などのデメリットはあるので、把握したうえで購入を検討しましょう。
以下の記事ではトレーラーハウスのコスト面や移動に関して、より詳しく解説しています。より詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。
トレーラーハウスが地震に強いからこそ!災害時の活用例
トレーラーハウスは、災害が起きたときに以下のような用途で活用できます。
- 仮設住宅
- トイレトレーラー
- 支援者の拠点
- 応急診療所
- 飲食提供
- スペースの確保(物資の保管や提供の場など)
近年多くのトレーラーハウスが仮設住宅として、導入されています。
一般的な仮設住宅は、ある程度一箇所に集められて設置されますが、トレーラーハウスは移動できるため場所を選びません。
たとえ自宅が倒壊した場合でも土地さえ問題なければ敷地内に設置でき、遠くのプレハブに移り住むより不安感を減らせるでしょう。
またトイレトレーラーとしても、トレーラーハウスは活用されています。
仮設トイレは衛生面に課題があるほか和式のケースも多く、お年寄りや小さなお子様にとって使いにくい場面が多々あります。
一方トイレトレーラーは衛生的で、以下のような洋式の水洗トイレが使えて臭いの心配はありません。
清潔なトイレが使用できるだけでも、避難生活におけるストレスは大いに軽減されるでしょう。
このほかトレーラーハウスには生活に必要な設備が完備されているので、支援者の拠点や応急診療所などにも活用できます。
単に地震に強いだけでなく、トレーラーハウスはライフラインの完備や移動できる点から、災害時の活用方法は幅広いといえるでしょう
地震に強いトレーラーハウスは災害対策におすすめ!まずはパークホームズへご相談を
本記事ではトレーラーハウスが地震に強い理由や活用例のほか、台風についても合わせてお伝えしました。トレーラーハウスは本体そのものが頑丈であることや、タイヤの免震により地震に強いといえます。
またライフラインが整っている点や移動の容易さからも、トレーラーハウスは地震に強いといえるでしょう。
事実、災害時には仮設住宅やトイレトレーラーなどとして、トレーラーハウスは活躍の場を広げています。
一方で、トレーラーハウスは地震に強いものの横風が苦手であり、台風に弱い点に注意が必要です。
ぜひ本記事で紹介した対策方法を参考に、安全に過ごせる環境を整えましょう。
パークホームズでは北海道から沖縄まで、トレーラーハウスを全国各地へ設置しております。
その土地の環境に応じた設置方法をご提案しておりますので、ぜひご相談ください。
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