トレーラーハウス購入は後悔する? 購入前に知りたい基本やデメリット・業者の選び方を解説
トレーラーハウスって、購入後に後悔することはないのかな?
トレーラーハウスを使い始めてから後悔したくない
トレーラーハウスは、決して安くはない買い物です。「しっかり検討して後悔しない選択をしたい!」という方は多いでしょう。
本記事では、トレーラーハウスを購入してから後悔しないために、デメリットを含め基本的な概要から業者の選び方まで解説します。
もちろんトレーラーハウスには後悔するようなデメリットだけでなく、多くのメリットもありますので、ぜひご覧ください。
トレーラーハウスって?後悔しないためにまずは基本を知ろう
購入後「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないためにも、トレーラーハウスとはどのようなものなのか知っておきましょう。
またトレーラーハウスと混同されやすい、キャンピングカーやコンテナハウスについても、合わせてお伝えしていきます。
トレーラーハウスとは?
トレーラーハウスは、車のタイヤが付いたシャーシという土台のうえに住宅を載せた構造をしており、法律上【車両】に該当します。
ただしエンジンがないので車両ですが自走はできず、トレーラーハウスは牽引されて公道を走行する仕組みです。
内装は一般住宅と変わらず、ライフラインを整備することも可能です。
トレーラーハウスはセカンドハウスのように住宅として使われるほか、飲食店やホテルなど事業用に活用されることもあるので、街中で見かけたことがある方もいるかもしれません。
車両なので好きなところへ移動でき、幅広い活用方法があるトレーラーハウスは利便性の高い住宅として人気を集めています。
キャンピングカーやコンテナハウスとは何が違うの?
トレーラーハウスは、キャンピングカーやコンテナハウスと、見た目が似ていることからよく混同されることがあります。
以下の表に、主な違いをまとめました。
トレーラーハウス | キャンピングカー | コンテナハウス | |
法律上の分類 | 車両 | 車両 | 建物 |
固定資産税 | × | × | 〇 |
自動車税 | △ (トレーラーハウスの種類に応じて) | 〇 | × |
エンジン | × | 〇 | × |
移動性 | 〇 | 〇 | × |
拡張性 | △ | × | 〇 |
まず、一番の大きな違いは法律上の分類です。
トレーラーハウスとキャンピングカーは法律上、車両に該当しますが、コンテナハウスは建物です。そのため車両か建物かによって、どのような税金が発生するのかが表のように異なります。
また同じ車両に該当するトレーラーハウスとキャンピングカーは移動性に長けており、エンジンがあるキャンピングカーは自走が可能です。
一方コンテナハウスは建物なので、一度設置すると移動は難しいかわりに、2階建てにしたり内装をアレンジしたり自由に楽しめます。
このようにトレーラーハウスと似ている部分はありますが、キャンピングカーやコンテナハウスの特徴はそれぞれ異なります。
購入してから後悔しないためにも、三者三様の違いをしっかり確認しておきましょう。
トレーラーハウスの固定資産税を含む税金に関しては、「トレーラーハウスは固定資産税がかかるの? お得な税制面やメリット・デメリット」にてより詳しく解説しています。
キャンピングカーやコンテナハウスとの比較についても、税の視点からお伝えしていますので、ぜひご覧ください。
トレーラーハウスで後悔したくない! 要チェックのデメリット
大きな買い物であるトレーラーハウスを購入して後悔はしたくないですよね。
ここからはトレーラーハウスを購入する前に、チェックしていただきたいデメリットを3つ紹介します。
デメリット(1):移動には道の広さが関係する
トレーラーハウスは牽引されて移動するため、道が広くなければ設置場所まで移動できません。
道が狭くてトレーラーハウスが設置場所まで移動できない場合は、必要に応じてクレーン車が必要になり、高いコストが発生するでしょう。
また牽引免許を持っていなければ、業者へ依頼する必要があります。
移動距離に応じて牽引費用は変動するので、20万円以上かかるケースも多々あり、コスト面を把握していなければトレーラーハウスの購入後に後悔するかもしれません。
このようにトレーラーハウスの移動は道の広さが重要であると同時に、決して安くはない費用を支払わなければならないので、後悔しないためにも事前に確認しておきましょう。
デメリット(2):2階建てにはできない
トレーラーハウスは2階建てにはできないので、一般的な住宅やマンションのように、広々とした車内を求める方は後悔するかもしれません。
トレーラーハウスは車両として公道を走れるような構造でなければならないので、2階建ては難しく、横幅を極端に広げることも困難です。
このように聞くと「トレーラーハウスって狭くて住みにくそう」と感じる方もいるかもしれません。
「どうしても2階建てにしたい!」という方が購入すると後悔するかもしれませんが、ロフトや屋上・ウッドデッキを作って居住スペースの拡大を図ると、4人程度なら十分暮らせます。
間取りや内装の自由度が高いため、トレーラーハウスには一般住宅のように施工できる魅力もあります。
2階建てにはできませんが、工夫次第で後悔することなく広くトレーラーハウスを活用できるでしょう。
デメリット(3):一般的な住宅と比較してメンテナンスの頻度が多い
基礎工事をせずに設置するのでトレーラーハウスは劣化しやすく、メンテナンスをしっかりおこなう必要があるので、手間をかける時間がない方は購入後に後悔するかもしれません。
トレーラーハウスは、以下のようなメンテナンスをおこないます。
- タイヤの状態は問題ないか
- サビが発生していないか
- 部品の動作状況は問題ないか
怠ると雨漏りや電気系統のトラブル発生要因になるので、必要に応じてトレーラーハウスへ防サビ処理をしたり、部品交換をしたりしましょう。
ただしメンテナンスは一般的な住宅も同様に必要なので、トレーラーハウスに限りません。
トレーラーハウスの劣化を早めて後悔しないためにも、メンテナンスの定期的な実施を怠らないようにしましょう。
トレーラーハウスで後悔するかはメリットも知って判断
トレーラーハウスのデメリットを知り、「購入したら後悔しそう…」と感じた方もいるのではないでしょうか。
しかしトレーラーハウスには以下のようなメリットがあるので、購入したら必ずしも後悔につながるとは限りません。
- 税制面で優遇される
- 建物を建てられない土地にも住める
- 地震で被災しにくい
順番に見ていきましょう。
税制面で優遇される
トレーラーハウスの購入で後悔しにくい点として、固定資産税や自動車税など、税制面において優遇されています。
車両に対しては固定資産税や不動産取得税が発生しないので、トレーラーハウスにはかかりません。
また、トレーラーハウスは大きさに応じて、車検付きトレーラーハウスと大型トレーラーハウスに分けられます。
大型トレーラーハウスは自動車として扱われないので、自動車税や重量税・環境性能割などの負担がありません。
このように支払う必要のない税金が多い点は、トレーラーハウスの大きなメリットです。
トレーラーハウスの種類については「トレーラーハウスは何年住めるの?トレーラーハウスの特徴やメリットデメリットを解説!」にて、より詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
建物を建てられない土地にも住める
車両であるトレーラーハウスのメリットを活かして、一般的な住宅街だけでなく、さまざまな土地に設置できます。
新しく建物を建てたり建て替えたりできない市街化調整区域や、農地などには法律上、建物は建てられません。
しかしトレーラーハウスは、上記の場所にも設置できます。
※ただし行政との協議が必要です。
トレーラーハウスは移動性に優れており、後悔することなく使い続けられるでしょう。
地震で被災しにくい
「車を運転していて地震に気づかなかった」という経験をおもちの方もいるのではないでしょうか。
タイヤには地震の衝撃を和らげる免震機能があるので、車と同じくトレーラーハウスは被災しにくいメリットがあります。
さらに万が一地面が割れても、トレーラーハウスなら移動して対処が可能です。
地震の多い日本だからこそ、建物を建てずにトレーラーハウスを導入するという選択肢もあるでしょう。
トレーラーハウスで後悔しないためには業者の選び方が大切
法令遵守しているか
トレーラーハウスには、移動や設置に関して以下の法律を遵守する必要があります。
- 道路運送車両法
- 建築基準法
公道を走る際に守らなければならない法律の道路運送車両法は、トレーラーハウスの大きさや走行許可などにかかわっています。
建築基準法は、トレーラーハウスが車両として建物に該当しない状態を維持しているか、に関する法律です。
法令遵守していない業者によってトレーラーハウスを設置すると、法律違反によって撤去されてしまったり、税制メリットを受けられなかったりして非常に後悔します。
トレーラーハウス業界の動きはめまぐるしく、法律がこれから改定されていく可能性もあります。
法令を遵守している業者であるかしっかり見極めることで、トレーラーハウスを使い始めてから後悔せずにすむでしょう。
実績は豊富か
一般的にどのような業界であっても、実績が豊富であればあるほど、より高品質なサービスの提供につながります。近年の人気を受け、トレーラーハウス業者の新規参入が相次いでいますが、どこで購入しても同じとは限りません。
実績が少ない業者で購入すると、法律に詳しくなかったり搬入時に通れなかったり、トラブルが生じて後悔する可能性が高まります。
実績豊富な業者であれば、購入や設置に至るまでの手続きだけでなく、内装に関する相談までしっかりサポートしてくれるので、後悔なくトレーラーハウスを使えるでしょう。
オーダーメイドはできるか
オーダーメイドができると、トレーラーハウスの内装を好みに合わせて施工できます。
キッチンやバスルームの設置をしたり、ロフトを作ったり、注文住宅のように0から設計できることは、トレーラーハウスを購入する楽しみのひとつです。
ただしすべてのトレーラーハウス業者がオーダーメイド対応しているとは限らず、外装だけ決まっている場合もあります。
窓やドアなどの位置が固定されていると、思い通りの内装にできずに後悔するケースもあるでしょう。
トレーラーハウス業者を選ぶときは、オーダーメイドできるか否かを判断基準に入れておくと、設計の際に後悔しにくくなります。
トレーラーハウスで後悔させません! パークホームズが安心して購入できるお手伝いをします
トレーラーハウスの購入は、必ずしも後悔するとは限りません。
デメリットはありますが、あらかじめ知ったうえで考慮して行動したり、代替案を考えたりすることで問題なく対処できるケースが多くあります。
むしろトレーラーハウスにはメリットも多く、後悔よりも購入後の楽しみのほうが大きいかもしれません。
購入を検討するときは、法令遵守や実績・オーダーメイドの可否などをもとに、トレーラーハウス業者選びを慎重におこなうと後悔しにくくなります。
パークホームズはトレーラーハウスに関する法令遵守・実績の多さはもちろん、0から設計するオーダーメイドを得意としています。
「後悔しないトレーラーハウスがほしい!」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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