トレーラーハウスは何年住めるの?トレーラーハウスの特徴やメリットデメリットを解説!
最近よく聞く「トレーラーハウス」って、実際は何年住めるの?
トレーラーハウスに住むメリットデメリットを知りたい!
購入を検討していても、トレーラーハウスについて詳しく知らない方は多いでしょう。
本記事ではトレーラーハウスに何年住めるのかをお伝えするとともに、購入する場合の法的な面、現実的な面を踏まえたメリットデメリットを解説しますので、ぜひご覧ください。
トレーラーハウスには何年住める?法定耐用年数は4年!
国によって定められる「法定耐用年数」は、固定資産として対象物を使用できる期間を指し、車両と見なされるトレーラーハウスは4年です。
ただし「法定耐用年数」は耐久年数ではなく、時間の経過により価値が減少する固定資産に対して「減価償却」という、会計処理をおこないやすくするための期間です。
法定耐用年数が4年と知るとトレーラーハウスへ何年住めるか不安になる方もいるかもしれませんが、設置状況やメンテナンス次第で15~20年住め、個人の住まい以外に事業としても幅広い用途があります。
30年近く使用でき、多くの活用法があるからこそトレーラーハウスは生活スタイルの変化へ合わせやすく、長年に渡って楽しめるでしょう。
トレーラーハウスに何年住めるかわかったら基礎知識を確認
トレーラーハウスとは車のタイヤが付いた土台の上にある家
「シャーシ」とよばれる、タイヤの付いた土台上に設置された家をトレーラーハウスといい、エンジンがないため牽引によって走行します。
トレーラーハウスには、車検付きトレーラーハウスと大型トレーラーハウスがあり、以下のような違いがあります。
車検付きトレーラーハウス | 大型トレーラーハウス | |
サイズ | 保安基準第2条の制限内の大きさ (全長12m・全幅2.5m・全高3.8mまで) | 保安基準第2条の制限を超えた大きさでも問題なし |
移動条件 | ナンバープレート交付 | 基準緩和認定・特殊車両通行許可の取得 |
税金 | 環境性能割(購入時)・自動車税種別割 ・重量税・自賠責保険 | 不要 |
車検 | 88ナンバー2年毎 11ナンバー1年毎 | 不要 |
移送費 | 大型トレーラーハウスのほうが高い | |
価格 |
車検付きトレーラーハウスは税負担や年毎の車検費用の負担があるものの、本体価格・移送時の費用が安く移動性に長けています。
税負担のない点は大型トレーラーハウスのメリットですが、ほかのコストが高額であるとともに、書類の取得が移動時に必要です。
このようにトレーラーハウスには2種類あり特徴が異なるので、メリットデメリットを比較しながら何年住めるか考え、購入を検討しましょう。
トレーラーハウスの税金は「車両」扱い!
トレーラーハウスは「車両」として扱われるため、住宅を建てるときのような不動産取得税や固定資産税がかかりません。
ただし以下のように土地に定着させるとトレーラーハウスは建築物とみなされ、固定資産税が発生するので注意が必要です。
- ウッドデッキとの固定
- 水道やガスなどの着脱が不可能
- 基礎をつくりトレーラーハウスを設置
またお住まいの自治体によって固定資産税に対する見解が異なる場合があるので、事前にトレーラーハウス業者へ聞いておくと安心です。
どこにでも設置できる?トレーラーハウスの設置条件
以下の条件を満たし、トレーラーハウスを建築物に該当させず車両扱いにすると、あらゆる場所に設置可能です。
- いつでも移動できる
- 水道やガス・電気などを工具なしで着脱できる
- 公道を法に準じて移動できる
一般的に市街化調整区域や農地、自然公園法指定エリアには建築物を建てられませんが、上記の車両としての条件を満たし、許可さえ得られればトレーラーハウスはどこにでも設置できます。
※ただし行政との協議が必要です。
トレーラーハウスにかかる費用
トレーラーハウスに何年住めるか考えるとき、導入費用も知っておくとスムーズです。
本体だけでなく、トレーラーハウスには以下のような費用がかかります。
概要 | 費用目安 | |
本体価格 | 標準仕様を含む トレーラーハウス自体の価格 | 400万円~700万円 |
運送費 | 港から現地まで運ぶ費用 | 100kmで20万円前後~ (距離により異なります) |
設置費 | トレーラーハウスの設置費用 | 40万円前後~ |
オプション費 | 本体価格に含まれない カスタマイズによる設備 (例:水槽やピザ石窯・サウナ・ 大型FIX窓など) | トレーラーハウス業者と要相談 |
外構費 | エクステリアにかかる費用 (例:ウッドデッキ) | トレーラーハウス業者と要相談 |
費用はあくまでも目安であり、どのようなトレーラーハウスを希望するかによって大幅に異なります。
また設置費や運搬費は、地面の状態や移動距離によって変動するので注意が必要です。
トレーラーハウスの購入を検討する際は本体価格だけでなく、ほかにかかる費用を含め、事前に見積もりを依頼すると安心です。
トレーラーハウスの主な用途
トレーラーハウスに何年住めるか検討するときは、どのような用途があるかについても知っておくと活用方法のイメージが広がるでしょう。
たとえば個人がトレーラーハウスを利用する際は、子ども部屋や仕事場・別荘などの用途があります。
事業として使う場合は、事務所や飲食店・ホテル経営などの用途が挙げられます。
移動が容易かつ一般的なトレーラーハウスは住宅と同じように生活できるので、上記に限らずアイデア次第で用途の幅を多彩に広げられるでしょう。
トレーラーハウスに何年住めるかはメリットデメリットも把握して判断しよう
トレーラーハウスに何年住めるか考えるとき、メリットデメリットを知っておくと購入後に「思っていたイメージと違う!」というリスクを防げるので安心です。
メリットデメリットを順に解説しますので、トレーラーハウスに何年住めるのか判断材料にしてください。
トレーラーハウスを活用するメリット
トレーラーハウスには、以下のようなメリットがあります。
- 税金の負担が少ない
- 不要になっても売却できる
- あらゆる場所に設置できる
- 簡単に移動できる
順番に解説します。
税金の負担が少ない
トレーラーハウスを車両として設置すると、かかる税負担を減らせます。
たとえば不動産にかかる税金である固定資産税や、不動産取得税などは車両としての設置条件を満たすと発生しません。
また車検付きトレーラーハウスは、自動車税種別割や重量税などがかかりますが、大型トレーラーハウスに税負担はありません。
このようにトレーラーハウスの税負担が少ない点は、大きなメリットです。
不要になっても売却できる
トレーラーハウスは中古として売却でき、建築物のような取り壊すコストや手間がかからないメリットがあります。
またトレーラーハウスは移動できるので、日本全国から買い手を探せて、立地条件を加味する必要がありません。
トレーラーハウスに何年住めるか検討する際に、不要になった場合どのようにするか事前に考慮しておくことは重要です。
近年のトレーラーハウス需要の高まりから売却金額は上昇傾向といえ、不要になっても売却できるので導入しやすいでしょう。
あらゆる場所に設置できる
建築物と異なり、どこへでも設置できる点はトレーラーハウスのメリットです。
トレーラーハウスを車両として取り付ける場合、建築物を建てられない場所であっても設置でき、建ぺい率や容積率などの規制もありません。※ただし設置エリアの担当行政庁に行政協議が必要です。
ただし、トレーラーハウスは重量があるので地盤への考慮や、設置前に許可が必要なケースがあるので注意が必要です。
簡単に移動できる
トレーラーハウスはいつでも簡単に移動できるメリットがあり、気分によって住む場所を変えられます。
また飲食店やホテル経営などのビジネスとして活用している場合は、立地戦略の見直しにも役立ち、容易に移動できる点はトレーラーハウスの大きな魅力でしょう。
トレーラーハウスを活用するデメリット
トレーラーハウスにはメリットだけでなく、以下のようなデメリットもあるので、あらかじめ把握したうえで何年住めるか考えて購入を検討しましょう。
- 道を通れなければ納車できない
- 運搬費用が高い
- メンテナンスが欠かせない
- 都市ガスの使用は難しい
順番に解説します。
道を通れなければ納車できない
トレーラーハウスは牽引されて移動するので、狭かったり障害物があったりして、道を通れなければ納車できないデメリットがあります。
設置場所までのルート確認や、トレーラーハウス業者への相談を納車前にしておくと安心です。
運搬費用が高い
トレーラーハウスには運搬費用がかかります。
移動の際にトレーラーハウスは牽引されるため、牽引免許を持っていなければ十数万かけて免許を取得するか、業者へ多額の費用を支払い運搬を依頼しなければなりません。
トレーラーハウスはどこへでも移動できるメリットがある反面、デメリットとして運搬にはコストがかかることを把握しておきましょう。
メンテナンスが欠かせない
家や車と同様にトレーラーハウスはメンテナンスが必要であり、こまめに実施するか否かによって何年住めるかが変わります。
トレーラーハウスは使用していると部品がさびたり、雨漏りやライフラインに関するトラブルが発生したりすることがあり、メンテナンスを怠ると寿命が短くなります。
手間をかけなければならないデメリットはありますが、トレーラーハウスに長く住むためにもメンテナンスは重要です。
都市ガスの使用は難しい
トレーラーハウスを車両として扱う場合は、使用開始・停止時に立ち会いが必要な都市ガスの選択は難しく、プロパンガスの契約が現実的です。
プロパンガスのデメリットとしてコストの高さが挙げられますが、いつでもトレーラーハウスに着脱可能であり、車両としての設置条件を満たせます。
建築物としてトレーラーハウスを使用する場合は都市ガスの選択は可能ですがが、車両としてのメリットを得るには、プロパンガスを契約しましょう。
トレーラーハウスに何年住めるか気になる!そんなときはパークホームズへお気軽にご相談を
トレーラーハウスの法廷耐用年数は4年ですが、建物の耐久性とは異なり、15~20年ほど住めます。
ただし購入してから課題を抱えないためにも、特徴やメリットデメリットを踏まえたうえで、トレーラーハウスに何年住めるのか総合的な判断が大切です。
もし「トレーラーハウスの知識がない」「何年住めるか判断がつかない」という方は、トレーラーハウス業者への相談を視野に入れてみましょう。
パークホームズでは25年ほどの耐久性がある2×4工法、または鉄骨工法のトレーラーハウスを採用しており、日本全国でお見積もりが可能です。
ご相談・お見積りは無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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