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コンテナハウスとトレーラーハウスの大きな違いは法律上の扱い!細かな違いまですべて解説

コンテナハウスとトレーラーハウスの大きな違いは、法律上【建物】・【車両】のどちらに該当するかです。

しかし設置条件やコストなど、コンテナハウスとトレーラーハウスには、ほかにもさまざまな違いがあります。

本記事ではコンテナハウスとトレーラーハウスの違いについてお伝えするとともに、両者のメリット・デメリットまでわかるよう詳しくお伝えしていますので、ぜひご覧ください。

目次

コンテナハウスとトレーラーハウスの大きな違いは【建物】か【車両】か

コンテナハウスとトレーラーハウスは似た外観をしているので、違いがわからない方も多いでしょう。

両者の大きな違いとして、コンテナハウスは法律上【建物】、トレーラーハウスは【車両】に該当します。

詳細を見ていきましょう。

コンテナハウスは法律上【建物】

【建物】に該当するコンテナハウスは、建築基準法に準じて「建築確認申請」を提出してから設置します。

コンテナハウスは、海外輸送に利用される大きな箱を、住まいとして活用するイメージで捉えるとわかりやすいでしょう。

ただし実際は輸送用ではなく、建物専用のコンテナを活用するケースが多く、建築基準法に準じた構造や設備などで設置されます。

コンテナハウスは防音効果に優れており、トレーラーハウスと違い基礎から設置するため、雨や風など天候の影響を受けにくく頑丈です。

そのため、コンテナハウスは個人的な住まいのほか、宿泊施設や事務所など幅広く活用されています。

トレーラーハウスは法律上【車両】

法律上【車両】に該当するトレーラーハウスは、道路運送車両法に準じて移動・設置します。

前提として、トレーラーハウスが車両である条件は「すぐに移動できる状態」を維持することです。

トレーラーハウスはタイヤの付いたシャーシという名の車体のうえに建物を載せた構造をしており、エンジンを持たないので牽引されて移動します。

道路運送車両法を遵守せず、公道を走れない状態にしたり土地に定着させたりすると、トレーラーハウスは【建物】に該当します。

トレーラーハウスの耐久性は優れており20年以上使えますが、コンテナハウスと違い基礎を設置しないため、雨風にさらされていると劣化しやすくメンテナンスは欠かせません。

トレーラーハウスの導入シーンはセカンドハウスや飲食店・事務所・宿泊施設などさまざまな用途があり、個人・事業どちらにも活用されています。

「違う場所でお店をやってみたい!」

「飲食店を営んでいるが立地戦略がうまくいかない。移動してやり直したい!」

このようなとき、コンテナハウスと違いトレーラーハウスなら、車両の特徴を活かしていつでも移動できます。

気が向いたときにいつでも移動できる点は、トレーラーハウスの車両ならではの魅力でしょう。

【メリット・デメリットがわかる!】コンテナハウスとトレーラーハウスの違いを細かく解説

ここまでコンテナハウスとトレーラーハウスの、法律上の違いについて解説しました。

以下の表は、コンテナハウスとトレーラーハウスにおける、そのほかの違いや共通点を細かくまとめたものです。

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コンテナハウス
トレーラーハウス
法律上の分類建物車両
固定資産税×
自動車税×△(トレーラーハウスの大きさに応じて異なる)
移動性×
拡張性
共通点施工費用が安い売却できる頑丈で耐久性に優れている

表をもとにコンテナハウスとトレーラーハウスの、メリット・デメリットを含めた違いを見ていきましょう。

コンテナハウスとトレーラーハウスの住まいとしての違い

コンテナハウスとトレーラーハウスの住まいとしての違いは、「定住」と「移動」のどちらを意識した造りであるかです。

順番に見ていきましょう。

コンテナハウスは「定住」を意識した造り

コンテナハウスは一度設置すると簡単には移動できないデメリットがあるものの、設計の自由度の高さが魅力です。

トレーラーハウスと違いコンテナハウスは、横につなげる平面配置や積み重ねる立体配置など、連結方法を工夫しながら増築や2階建てなどができます。

そのため、レストランやベンチャー事務所・家族の住まいなど、コンテナハウスの利用目的に合わせて自由なレイアウトが可能です。

また、防音性や遮熱性に優れている居住性能の高さもトレーラーハウスとの違いです。

このようにコンテナハウスは一度設置したら移動することなく、定住を意識した造りであるといえるでしょう。

トレーラーハウスは「移動」を前提とした造り

コンテナハウスと違い、トレーラーハウスは車両の特性を活かして「移動」を意識した造りが特徴です。

ライフラインは着脱できる状態でなければならず、電気やガス・水道は問題なく使えますが、都市ガスは難しいでしょう。

公道を走れなくなるためトレーラーハウスを重ねて2階にしたり、ウッドデッキや階段を地面に固定させたりすることも、コンテナハウスと違いできません。

しかしこれらの制限によってトレーラーハウスの「いつでもどこにでも移動できる」という、移動性に優れた造りはコンテナハウスにはない大きな違いです。

また、トレーラーハウスにまったく自由度がないわけではありません。

トレーラーハウスの内装のオーダーメイドが可能な業者は、多数存在します。

お風呂やトイレ・キッチンはもちろん、ピザ窯や大きな水槽の設置まで、想像しているよりもトレーラーハウスの内装は、さまざまな施工が可能です。

コンテナハウスと違い増改築は難しいデメリットがあるものの、トレーラーハウスのライフラインは整っており内装のアレンジは可能です。

何よりいつでも移動できるトレーラーハウスの造りは大きなメリットであり、コンテナハウスとの違いでしょう。

コンテナハウスとトレーラーハウスの設置条件の違い

続いてコンテナハウスとトレーラーハウスの、設置条件の違いを見ていきましょう。

【建物】か【車両】かの違いによって、コンテナハウスとトレーラーハウスは、以下のように設置条件が異なります。

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【建物】コンテナハウス【車両】トレーラーハウス
基礎の設置必要不要
市街化調整区域や農地への設置×

トレーラーハウスと違い、コンテナハウスは【建物】であることから基礎の設置が必須であり、必要に応じて地盤改良工事をおこないます。

また建物を建ててはいけない市街化調整区域や、農地へコンテナハウスの設置はできませんが、トレーラーハウスは【車両】なのでどこへでも設置可能です。
※ただし行政との協議が必要です。

このようにトレーラーハウスはコンテナハウスと違い、設置場所に制限がなく好きな場所に住めるメリットがあります。

コンテナハウスとトレーラーハウスの施工期間の違い

コンテナハウスとトレーラーハウスの施工期間の違いは、ほとんどありません。

一般的な住宅であれば、早くて3~6か月の施工期間が必要です。

しかしコンテナハウスは、工場であらかじめ組み立てられてから搬入されるので1~3か月が施工期間の目安です。

トレーラーハウスも同様に、オーダーメイドであっても1~3か月を目安に完成します。

コンテナハウスとトレーラーハウスの工期はどちらも違いがさほどなく、長くかからないととらえていいでしょう。

コンテナハウスとトレーラーハウスのコストの違い

コンテナハウスとトレーラーハウスにかかる、主なコストは以下です。

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コンテナハウストレーラーハウス
坪単価80万円前後~70万円前後~
運送・運搬費用大きさ・距離・台数による
(数十~数百万円ほど)
距離による(数十万単位)
そのほかにかかる費用土地の費用基礎工事固定ジャッキ(十数万)

坪単価だけを見ると、コンテナハウスとトレーラーハウスに大きな違いはありません。

しかし設置するまでにクレーン付きトラックでコンテナハウスを運んだり、トレーラーハウスを牽引したりするための運送・運搬費用が別途かかります。

ほかにもコンテナハウスには設置する土地や基礎工事に費用がかかり、トレーラーハウスの場合は固定するためのジャッキも必要です。

またコンテナハウスとトレーラーハウスどちらにも、内装費用やライフラインの接続費用・税金など、さまざまなコストが発生します。

実際に購入すると、コンテナハウスは木造建築よりも高く、トレーラーハウスは本体価格+200万円ほどかかるともいわれています。

コンテナハウスとトレーラーハウスにかかる費用は大きく違うので、購入前は何にいくらかかるのか、業者としっかり相談しましょう。

コンテナハウスとトレーラーハウスの税制上の違い

コンテナハウスとトレーラーハウスの税制上の違いは【建物】と【車両】という、法律上の扱いによって異なります。

以下にコンテナハウスとトレーラーハウスの税制上の違いを、詳しくまとめました。

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【建物】
コンテナハウス
【建物】
トレーラーハウス
【車両】
トレーラーハウス
固定資産税×
不動産取得税×
自動車にかかわる税自動車税環境性能割重量税××
※ただし、以下の大きさ以内のトレーラーハウスのみ車長12,000mm車幅2,500mm車高3,800mm

コンテナハウスは【建物】なので固定資産税や不動産取得税がかかりますが、【車両】ではないので自動車に関する税金は発生しません。

トレーラーハウスの場合は【車両】なので不動産に関する税はかかりませんが、一定の大きさ以下であれば自動車として扱われ、自動車税や重量税などが発生します。

ただしトレーラーハウスが【建物】と見なされる場合は、コンテナハウスと同じ建築基準法に準じて、固定資産税や不動産取得税が発生するので注意しましょう。

このように、コンテナハウスとトレーラーハウスの税制上の違いは、【建物】か【車両】のどちらに該当するかがポイントです。

トレーラーハウスの税制面については、以下の記事においても詳しくお伝えしています。 

より知見を深めたい方は、ぜひご覧ください。

コンテナハウスとトレーラーハウスの資産価値としての違い

コンテナハウスとトレーラーハウスは中古の需要があるため、どちらも売却可能です。

しかしコンテナハウスと違い、トレーラーハウスは土地に固着させないので、すぐに更地にできるメリットがあります。

「全国へ移動が容易」という違いから、両者を比較したときにトレーラーハウスのほうが中古市場において人気です。

現状、飲食店や店舗として中古のトレーラーハウスの需要は高く、供給が追いついていません。

そのため人気がある分、高値でトレーラーハウスを売却できます。

不要になっても高値で売却しやすいので、トレーラーハウスの資産価値のほうがコンテナハウスより高いといえるでしょう。

コンテナハウスとトレーラーハウスの違いがわからない!そんなときはパークホームズへお問い合わせを

本記事では、コンテナハウスとトレーラーハウスの違いについて、法律上の違いから細かな違いまで解説しました。

【建物】と【車両】のどちらに該当するかによって、コンテナハウスとトレーラーハウスは造りや設置条件・税制面などにあらゆる違いが生じます。

コンテナハウスとトレーラーハウスの違いによる、メリット・デメリットを比較しながらどちらを購入するか検討しましょう。

パークホームズは、デザイン性の高い、お客さまを魅了するトレーラーハウスをご提案するために、ご相談やお見積もりを無料でおこなっております。

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「自分のビジネスの場合だと、どっちがいいの?」

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監修者情報

池田昌弘のアバター 池田昌弘 パークホームズ代表取締役

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